ソニー WH-1000XM5：まるで世界が変わるノイズキャンセリング体験
ソニーのワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン、WH-1000XM5がついに登場しました。長年、WH-1000Xシリーズは業界をリードする存在でしたが、今回のXM5は、そのノイズキャンセリング性能をさらに向上させ、装着感、通話品質も大幅に進化しています。
開封と第一印象
まず、パッケージを開けたときの洗練されたデザインに惹きつけられました。前モデルのXM4とは異なり、よりシンプルでスタイリッシュな印象です。ヘッドホン本体は、ソフトフィットレザーを採用しており、触れた瞬間からその上質さが伝わってきます。
ノイズキャンセリング性能：静寂がもたらす集中力
WH-1000XM5の最大の魅力は、やはりそのノイズキャンセリング性能でしょう。ソニー史上最高の性能と謳われていますが、実際に装着してみると、その言葉が当てはまることを実感します。
電車の中、カフェ、オフィスなど、様々な環境で試してみましたが、周囲の騒音が劇的に低減され、まるで静寂の中にいるような感覚になります。特に、低周波の騒音（エンジンの音、電車の走行音など）の除去効果は目覚ましく、長時間の移動や作業でも疲れにくくなりました。
競合製品である Bose QuietComfort 45 と比較すると、WH-1000XM5 はより広範囲の周波数帯域でノイズキャンセリング効果を発揮し、特に人の声の遮断に優れていると感じました。Bose はより自然な静けさを提供する傾向がありますが、WH-1000XM5 は徹底的に騒音を排除したい場合に最適です。
音質：音楽の細部まで鮮やかに
ノイズキャンセリング性能だけでなく、音質も大幅に向上しています。新開発のドライバーユニットにより、低音域から高音域まで、よりクリアでバランスの取れたサウンドを実現しています。
特に、ボーカルや楽器の音色が鮮やかに表現され、音楽の細部まで楽しむことができます。Walkman の技術も活用されているため、音の解像度が高く、臨場感あふれるサウンド体験を提供してくれます。
通話品質：クリアな音声でストレスフリー
オンライン会議や通話が多い方にとって、通話品質は非常に重要なポイントです。WH-1000XM5 は、AIによる高精度ボイスピックアップテクノロジーを搭載しており、騒音下でも相手にクリアな音声で伝えることができます。
実際に、騒がしい場所で通話してみましたが、相手の声はクリアに聞こえ、私の声もノイズがほとんど入らずに伝わりました。風切り音を抑制する構造も採用されているため、屋外での通話も快適です。
装着感：長時間でも快適なリスニング
ソフトフィットレザーを採用したイヤーパッドとヘッドバンドは、肌触りが良く、長時間装着していても疲れにくいのが特徴です。また、ヘッドホンの重量も XM4 からわずかに軽量化されており、より快適な装着感を実現しています。
バッテリー持続時間
ノイズキャンセリング機能を有効にした状態で、最大30時間のワイヤレス再生が可能です。急な外出でもバッテリー切れの心配をする必要はありません。
総評
ソニー WH-1000XM5 は、ノイズキャンセリング性能、音質、通話品質、装着感、バッテリー持続時間など、あらゆる面で進化を遂げた、まさに至高のワイヤレスヘッドホンです。価格は決して安くありませんが、その価値は十分にあります。
特に、集中力を高めたい方、音楽を最高の音質で楽しみたい方、オンライン会議や通話が多い方におすすめです。