MSI GTX 970 GAMING 4G グラフィックボードレビュー
2014年に発売されたMSI GTX 970 GAMING 4Gですが、現在でも多くのゲームを快適にプレイできる性能を持っています。中古市場でも比較的安価に入手できるため、ゲーミングPCを組みたいけれど予算を抑えたいという方におすすめです。
製品概要
MSI GTX 970 GAMING 4Gは、GeForce GTX 970チップを搭載したグラフィックボードです。4GBのGDDR5メモリを搭載し、DirectX 12に対応しています。MSI独自の冷却機構「Gaming」を採用しており、静音性と冷却性能を両立しています。
主なスペック:
- GPU: GeForce GTX 970
- CUDAコア数: 1664
- コアベースクロック: 1140 MHz
- コアブーストクロック: 1279 MHz
- メモリ: 4GB GDDR5
- メモリクロック: 7010 MHz
- メモリバス幅: 256bit
- 出力端子: DL-DVI-I x 1, DL-DVI-D x 1, HDMI x 1, DisplayPort x 1
- 電源コネクタ: 8PIN x 1, 6PIN x 1
実際に使ってみた感想
私がこのグラフィックボードを実際に使用してみて感じたのは、そのバランスの良さです。最新のAAAタイトルを最高設定でプレイするのは難しいかもしれませんが、設定を調整すれば十分快適に楽しめます。特に、eスポーツ系のゲームでは、高いフレームレートを維持できるため、非常に有利です。
冷却性能も高く、長時間のゲームプレイでも温度上昇を抑えることができます。ファンノイズも比較的静かで、ゲームに集中できます。
競合製品との比較
同じ価格帯のグラフィックボードとしては、AMD Radeon R9 390などが挙げられます。R9 390は、GTX 970よりも若干高い性能を発揮しますが、消費電力が高く、発熱も大きいため、電源ユニットや冷却機構の強化が必要になる場合があります。
また、より新しい世代のグラフィックボードとしては、GeForce GTX 1650 SuperやRadeon RX 6500 XTなどがあります。これらのグラフィックボードは、GTX 970よりも高い性能を発揮しますが、価格も高くなります。
メリットとデメリット
メリット:
- 比較的安価に入手可能
- 多くのゲームを快適にプレイできる
- 冷却性能が高く、静音性にも優れている
- 省電力
デメリット:
- 最新のAAAタイトルを最高設定でプレイするには性能が不足する
- DirectX 12の対応は限定的
まとめ
MSI GTX 970 GAMING 4Gは、中古市場で手頃な価格で入手できる、バランスの取れたグラフィックボードです。最新のゲームを最高設定でプレイしたいという方には向きませんが、多くのゲームを快適に楽しみたいという方にはおすすめです。