EIZO ColorEdge CS2731 を徹底レビュー！
写真編集やデザイン制作を行う方にとって、正確な色表現は非常に重要です。EIZO ColorEdge CS2731 は、Adobe RGB 99% の広色域と、徹底的なカラーマネージメント機能を備えた、プロフェッショナル向けの液晶モニターです。実際に使用してみた感想を、メリット・デメリットを含めてご紹介します。
CS2731 の主な特徴
- Adobe RGB 99% の広色域: 表現できる色の幅が広く、写真や映像の色を忠実に再現できます。
- USB Type-C 接続: 電源供給も可能なUSB Type-Cポートを搭載。ケーブル1本で映像出力と電力供給が可能です。
- デジタルユニフォミティ補正: 画面全体の明るさや色ムラを自動で補正し、均一な表示を実現します。
- ColorNavigator 7 ソフトウェア: 付属のソフトウェアで、キャリブレーションやプロファイルの管理が簡単に行えます。
- カスタムキー機能: よく使う機能を割り当てられるカスタムキーを搭載。作業効率を向上させます。
実際に使ってみた感想
長年、EIZOのモニターを使用してきましたが、CS2731の色の再現性は本当に素晴らしいの一言です。特に、Adobe RGBの色域を必要とする写真編集の作業では、その違いが歴然とわかります。今まで表現できなかった微妙な色のニュアンスも表現できるようになり、作品のクオリティが格段に向上しました。
USB Type-C接続も便利です。MacBook Proと接続するだけで、映像出力と充電が同時に行えるので、デスク周りがすっきりしました。
また、デジタルユニフォミティ補正機能のおかげで、画面の端っこまで均一な明るさで表示されるので、長時間の作業でも目の疲れを軽減できます。
競合製品との比較
同じくプロ向けのカラーマネージメントモニターとして、BenQ の PhotoVue シリーズや、Dell の UltraSharp シリーズが挙げられます。これらのモニターと比較して、CS2731 は特に色の再現性と均一性に優れていると感じました。
- BenQ PhotoVue PD2700U: 価格はCS2731より若干安価ですが、色の再現性はCS2731に劣ります。
- Dell UltraSharp U2720Q: こちらも高画質ですが、CS2731ほどのカラーマネージメント機能はありません。
メリットとデメリット
メリット:
- 圧倒的な色の再現性
- USB Type-C接続の便利さ
- デジタルユニフォミティ補正による均一な表示
- ColorNavigator 7 ソフトウェアによる簡単なキャリブレーション
デメリット:
- 価格が高い
- 応答速度が16msと、ゲーム用途には不向き
こんな人におすすめ
- プロのカメラマン、デザイナー
- Adobe RGB 色域を必要とする作業を行う方
- 正確な色表現を求める方
- 長時間の作業で目の疲れを軽減したい方
EIZO ColorEdge CS2731 は、価格は高めですが、その価値は十分にあります。特に、色の正確性を重視するプロフェッショナルの方には、自信を持っておすすめできる一台です。