ASUS PH-GTX1050TI-4Gレビュー:手頃な価格でゲームを楽しめる?
自作PCやゲームPCを組む際、グラフィックボードは非常に重要なパーツです。今回は、少し前のモデルではありますが、現在でも手頃な価格で入手できるASUSのGeForce GTX1050Ti搭載ビデオカード「PH-GTX1050TI-4G」を徹底レビューします。
GTX1050Tiとは?
GeForce GTX1050Tiは、2016年に発売されたNVIDIAのグラフィックボードです。ローエンド~ミドルレンジ向けの製品で、消費電力は抑えつつ、ある程度のゲーム性能を発揮できるのが特徴です。最新のハイエンドGPUと比較すると性能は劣りますが、軽いゲームや古いゲームをプレイする分には十分な性能を持っています。
ASUS PH-GTX1050TI-4Gのスペック
- GPU: GeForce GTX1050Ti
- コアクロック: Base 1,290MHz / Boost 1,392MHz
- コア数: 768
- メモリ: GDDR5 4GB 128bit
- メモリクロック: 7,008MHz
- インターフェース: PCI-Express X16(3.0)
- 出力: DisplayPort×1 / HDMI×1 (HDMI 2.0)/DVI(DVI-D)×1
実際に使ってみた感想
実際にいくつかのゲームをプレイしてみたところ、軽いゲームであればフルHD解像度で60fps程度で動作しました。例えば、League of LegendsやVALORANTといった人気ゲームは快適にプレイできます。
一方で、最新のAAAタイトルを最高設定でプレイするのは難しいです。画質設定を落とせば、ある程度はプレイ可能ですが、快適とは言えません。
動画編集や画像処理などのクリエイティブな用途にも使ってみましたが、4GBのメモリ容量がネックとなり、大規模なプロジェクトでは動作が重くなることがあります。
競合製品との比較
同じ価格帯のグラフィックボードとしては、AMDのRadeon RX560やRX570などが挙げられます。一般的に、Radeon RX570の方がGTX1050Tiよりも若干高い性能を発揮しますが、消費電力も高くなる傾向があります。
また、中古市場では、GeForce GTX1060なども比較的安価に入手可能です。GTX1060はGTX1050Tiよりも大幅に高性能なので、予算に余裕があれば検討する価値があります。
メリットとデメリット
メリット:
- 手頃な価格で購入できる
- 消費電力が低い
- コンパクトなサイズで、小型PCにも搭載しやすい
デメリット:
- 最新ゲームを最高設定でプレイするには性能が不足する
- 4GBのメモリ容量が、クリエイティブな用途ではネックになることがある
こんな人におすすめ
- 予算を抑えてゲームPCを組みたい人
- 軽いゲームや古いゲームをプレイしたい人
- 消費電力の低いグラフィックボードを探している人
まとめ
ASUS PH-GTX1050TI-4Gは、手頃な価格でゲームを楽しめるグラフィックボードです。最新ゲームを最高設定でプレイしたい人には向きませんが、軽いゲームや古いゲームをプレイする分には十分な性能を持っています。
